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年末調整を(自分で)計算しよう

はじめに

鬼より恐い実姉(じっし)より「あんた、暇でしょ。うちの年末調整あっとるか計算してみ。」という指令がでました。逆らうこともできず、泣く泣く計算することとなりました…  
  
  
  

年末調整について

ということで、やってみます(泣)がんばれ、オレ!  
  
まず年末調整について、簡単に書くと月ごとに天引きされている所得税額(源泉徴収税額表)は、テキトーなので、その人の年収が分かった時点で改めて計算して、多かったり少なかったりしたときの調整のことです。年末にやるから年末調整ってなったんですかねwww  
  
詳しくは以下をご覧ください。  
年末調整とは  
  
  
  

計算フロー

ちなみに「年末調整をだす」、とは本来の所得税額を計算することです。ですので、本来の所得税額を計算して、天引きされた所得税額を比べればいいわけです。以下にだいたいの計算フローを書きます。なお、用語の意味は最後に簡単に書きます。  

1.給与収入から給与所得を求める。  
2.控除額を求める。  
3.(給与所得-控除額)×税率で本来の所得税額を求める。  
4.天引きされた所得税額と比べる。  

かなり大雑把ですが、これくらいの流れでした。難しかったというかやねこいのは、用語の意味であって、計算自体は簡単でした。  
  
  
  

計算例

たぶん、ぐちゃぐちゃ書くより、実際の例で見た方がわかりやすいと思うので、一般的な家庭を例に計算していきましょう。実姉のを書くと怒られそうなので、別のケースで書きます。  
給与所得は平成24年度の平均給与の502万円(月35万のボーナス82万)にしましょう。あと家族構成を家事手伝いの配偶者(33歳)、子一人(3歳)として、生命保険に120,000円/年、介護保険に120,000円/年、個人年金保険に120,000円/年かけましょう。あと、社会保険料の合計は60万円にしましょう。決して実姉のケースではないですよwww  
  
所得関係  

  • 給与収入:5,020,000円  
  • 給与所得控除:5,020,000×0.2+540,000=1,544,000円(公式あり)  
  • 給与所得:5,020,000-1,544,000=3,476,000円(実際の手取りとはちがうよ)  

  
控除関係  

  • 配偶者控除:380,000円
  • 扶養控除:0円(3歳は当てはまらないよ〜)
  • 生命保険控除:120,000円(H24dから変ったよ〜)
  • 社会保険控除:600,000円(全部ひいてくれるよ〜)
  • 基礎控除:380,000円(必ずひいてくれるよ〜)
  • 控除合計:380,000+120,000+600,000+380,000=1,480,000円

  
所得税額の計算

  
  
  

というわけでまとめ

とりあえず、実姉にはエクセルを渡して、任務終了しました。「遅かったね〜」という返事があったので、「…(33歳のくせに、ちょっと童顔で乳がでかいからって、いい気になんなよ〜)」と小声でいってやりましたよwww  
  
愚痴はこれくらいにして、みなさんも一度計算してみて、会社の出している年末調整とあっているか比較してはいかがでしょうか。きっとたぶん一致してますよwwwご精読ありがとうございました。  
  
  
  

用語集

  • 給与収入:いわゆる総所得のこと。給与所得とはちがうよ。
  • 給与所得:給与収入から給与所得控除額を引いたもの。実際の手取りとはちがうよ。
  • 給与所得控除額:この計算式でだします。
  • 配偶者控除:収入が一定額未満の配偶者がいれば38万円控除される。
  • 扶養控除:扶養がいれば38万円控除される。ただし16歳以上とか制約あり。子3歳は扶養じゃなよ。
  • 生命保険控除:H24dに改定され、非常にわかりにくくなった。とりあえず、生命保険、介護保険個人年金保険に分かれて、それぞれ4万円の控除でmax12万円まで控除してくれることを知っておいて下さい。
  • 社会保険控除:健康保険料と年金保険料を足したもの。とりすぎじゃろ…

  
131226投稿  

140114追記
税額から97,500円引くの忘れてました。姉ちゃんゴメンwww
  
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