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Interested in ビックリマン

はじめに

コンビニで雑誌を立ち読みしていると、昔流行ったビックリマンの絵が目に入った。見てみると、それはスマホアプリでビックリマンができるというやつであった。  
私も流行りにのってビックリマンシールを集めてたので、すぐさま家に帰ってスマホでやり始めた次第です(o^—^o)  
  
ということで、今回は、このビックリマンにみる復刻版ビジネスについて考えてみたいと思います。
  
  
  

ビックリマンについて

まずは、ビックリマンについて説明します。  
  
ビックリマンとは、私が小学生のころに販売されていたビックリマンチョコに入っていたシールのキャラ達を総称したものです。キャラ達は天使、悪魔、お守り、そしてヘッドというカテゴリに分けられてました。  
  
シール素材として、ヘッドは天使、悪魔、お守りのシール素材と違ってキラキラしていて、スペシャル感が強いものになってました。
シールの表にはおとぎ話や当時の流行っていたものをデフォルメして二頭身くらいのキャラが書かれ、裏にはそのキャラにまつわるエピソードや意味深な背景が描かれていました。  
  
詳しくはwikiへ
  
  
  

私がハマった理由(=当時のビジネスの仕組み)

私がハマった理由は以下のとおりです。  
  

  • キャラ達のバックボーンと関連付け

キャラ達は、それぞれが濃ゆいバックボーンをもって描かれており、弾が進むにつれてパワーアップして再登場したり、その成長が見たくて、どんどんチョコを買ってました。ですが、一番は悪魔も含めてキャラ達をコレクションしたい(=全キャラを手に入れたい)という欲望をうまく使った仕組みだったと思います。  
キャラ達は一体一体がストーリーに関連付けされており、たとえ悪魔でもパワーアップして、再登場したりと、本当にコンプリート魂に火がつけられる要素が強かったと思います。  
  
また、キャラ達は卵を持っていたり、羽をつけていたりとちょっとしたアイテムを身に着けていました。ある一体がそのアイテムを持っているのではなく、羽でいうと七体のお守りが色違いを持っており、その弾のヘッドがその七枚の羽根を付けていたりと、キャラ達の成長にアイテムを関連付けさせるこの仕組みもうまいなぁ〜と思いました。  
  
  

  • ヘッドがほしい

これは、今のスマホゲームでもよくある仕組みと思いますが、ヘッドは希少でなかなか出てきませんでした。ですが、その焦らしがあってのヘッドがあたった時の喜びは大きいものがあります。そして、また新しいヘッドを求めてチョコを買う・・・何回も何回もチョコを買わせる仕組みです。  
  
大人になって知ったのですが、ヘッドが希少過ぎて大人買いして、シールだけとってチョコを食べずに捨てる人が多く、それがニュースに公正取引委員会が動いたりしていたそうです。もちろん私は全部食べました、そして虫歯になりました(笑)  
  
  

  • シール裏のエピソードとうわさ

これがまたよかった。私としては一番ハマった理由です。  
シール裏には4行くらいのエピソードと1行のうわさが書かれており、これからどうなるか、みたいな予言風なことが書かれていました。  
  
エピソードはキャラについて書かれており、これを読んで、「この天使は、これからパワーアップするな!」とか想像したり、うわさについては、「悪魔界でのうわさでは、〇〇が〇〇しているようだ・・・」とかいうふうに書かれており、推理小説ではないですが、それを解読してまたまた想像していくのが楽しかったと記憶しています。  
これは例えば、アイドルの熱愛報道とかいった人間の知りたい欲を掻き立てる仕組みと思います。
  
  
  

復刻版でもココロオドルのはなぜか

本題に入ります。いままでは当時のビックリマンが流行った仕組みを述べましたが、私がそうだったように、現在のビックリマンに魅かれる仕組みを考えてみます。  
  
結論から言うと、「子供時代の攻略」だと思います。  
  
子供のころって、今思えばたいしたことないことに、ものずごい力を注いだり熱中したりしますよね。その昔の気持ちは何年たってもなくなるものではありません。私で言うと、それがビックリマンだったり、ミニ四駆だったり、ファミコンのゲームだったり。  
それらに熱中した気持ちをもって大人になり、お金を持ち、さて何を買う?というときに、この復刻版たちがでてくれば、それは飛びつくにきまってます。  
  
ビジネスを長い目で成功させたいのであれば、子供時代を攻略することが大切だと思います。これはおもちゃだけでなく、教育についてもそう思います。  
  
今、ゆとりちゃんとか言われた世代が入社してきてますが、その子たちは悪くありません。もちろんその時代の教師がわるいのではありません。悪いのはその教育をさせた、その教育の仕組みを作った人たちです。ここ最近、教育の本当の大切に気づいた次第であります。この話はまた後日にします。  
  
脱線しました。ビックリマンの話にもどします。これからのビジネスは、「子供時代の攻略」を考えていく必要があるということです。  
  
  
  

というわけでまとめ

本稿は、ビックリマンの概要の説明、そして当時流行った仕組みを考えるとともに、現在の復刻版へ飛びつく大人について考えてみました。  
ビジネスの仕組みとかたいそうなことを書きましたが、一つの結論を書きます。これからのビジネスは、「子供時代の攻略」を考える、ということです。ご精読ありがとうございました。  
  
  
130613更新
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